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“かしこい衣類” 続々誕生

皮膚は重要な働きをしている人体最大の臓器である

皮膚は、成人で約1.6平方メートル、重さにして約4kgもあるので、人体内では最大の臓器といえる。それではこの皮膚は、何をしているのであろうか?

まず、第一番目に、バリアー機能、すなわち暑さ、寒さ、湿気、乾燥、など物理的刺激、あるいはウイルスや細菌など病原微生物、から身体を守る機能である。外からのストレスに対して身体を守るのみでなく、体温や湿度、体液など身体の機能を維持するために重要な物質が外に出て行かないようにするのもバリアーである。

第2番目に、センサー機能である。これは、外界環境(暑さ、寒さなど)を“察知”して体を守る機能である。そのため、皮膚には、神経終末があり、外界環境を時々刻々と察知している。1番目と2番目の機能は相互に連動して、暑いときには汗を出し、寒いときには皮膚の血管を収縮させて、体温の放出を抑え、体内温度を調節している。

第3番目が、物質代謝の機能である。たとえば皮膚は日光の力を借りて、ビタミンDなどを活性型にしている。

衣類は人体を守っている

不思議なことに、陸上の恒温動物(体温が常に一定の動物)では、人間だけが皮膚から体毛を失ってしまった。これがなぜかはわかっていない。
そのため、人間は、暑さ、寒さから身を守るために、衣類で覆うことで、住環境を拡大してきた。最初は、動物の毛皮だったり、木の皮、葉っぱなどであったが、そのうちに麻、絹など動植物の素材を加工して使うことを考案した。

さらに20世紀にはいり、人類は、石油、石炭などからも衣類の素材を開発した。これがナイロンやビニロンであり、今でも進化を続けている分野である。

さらに進化し続ける衣類へ

人類の工夫はそれでも止まることがない。ごく最近の衣類は、さらに進化し続け、高度な機能を付加したものが続々と登場している。
これを支えている技術は、もともと繊維技術では世界をリードしてきた日本が優れている。

皮膚は最大の臓器であるが、あと一つ重要な機能は、美容の臓器でもある。
ヒトは皮膚や顔の色とか、しわやたるみで、年齢や疲れ具合、さらにはそのヒトの気力などをも判断する。すなわち皮膚は、重要な“審美”の臓器でもある。  若々しい皮膚を保ちたい、皮膚からまず健康になりたい、それはわれわれの願いでもある。これらは、より高度の技術を駆使しての、今、具体化されつつある。この高機能性の知的(インテリジェント)衣類で世界をリードしていっている国の代表がニッポンである。

がんばれ、ニッポン!!